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私は一年ほど前に相談サイトのことを知り、それ以来、主に「解答者」という形でいくつかの相談サイトに参加させてもらってました。 そうした中で、相談サイトの欠点が、かなり目に付くようになりました。 その欠点とは、例えば、 ・相談者にとって良い解答が得られるとは限らない。 ・たびたび、揉め事が起きる。(特に解答者同士で) ・相談者の立場が低すぎる。 といったようなことです。 箇条書きにしているだけではキリがありませんが、それらの欠点の原因を考えてみたところ、一口で言って、次のことが大きな原因になっているのではないかと思います。 「投稿された悩みに対して、解答者が、アドバイスをする」という形式。 これは多分、相談者と解答者の間に、上下関係のような隔たりが生まれてしまいやすい形式なんです。 というより、「相談者」「解答者」という区別がそもそも問題のような気もします。 ほとんどの相談サイトがサイトの説明などのページで、「相談者」「解答者」という単語を当たり前のように使っていますが、これが、 「相談者はこうあるべき」 「解答者はこうあるべき」 というような考え方(というより感覚)を促し、両者の間に壁を作ってしまっているように思います。 すなわち、 「相談者は、人にものを教えてもらう立場。人に頭を下げるべき立場」 「解答者は、人にものを教えてあげる立場。偉い人」 という、暗黙の了解事項のようなものがまかり通ってしまっているのではないかと思うのです。 また、相談する人は悩んでいる人であり、精神的に弱っているケースがほとんどです。そのため、たとえ納得のいく解答が得られなかったとしてもそのことで積極的に意見を言う気力がなかったりするのではないかと思います。 それに対して解答をする人は、公の掲示板で自分の意見を公表しようとするくらいですから、きっと、自分の考えに自信がある人が多いのでしょう。 つまり、乱暴な言い方をするならば、現在の悩み相談サイトは、 「偉そうな人が、気持ちの弱っている人を苛める場所」 にすら、なりかねない、 ということです。 それほど大袈裟ではないにしても、 解答をする人から相談をした人への、一歩通行なコミュニケーションがしばしば目立つ場所であることは確かです。 「ここは相談サイトだから」という理由で、「誰かの悩みに、誰かがアドバイスをする」というフォーマットから外れた発言が、あまりにもしにくくなっているように思います。 私の考えとしては、深い悩みであればあるほど、相談者と解答者との、繰り返しのコミュニケーションが重要になってくるように思います。一回だけの「相談」「解答」だけで解決はおろか、なにかをいい方向に変化させることさえ難しい筈です。 そうなってくると、「相談者」「解答者」という垣根を越えて、「一緒に考えていく」ことが必要になってくるように思います。 解答者として参加する人だって、完璧な解答なんてできる筈がないし、たとえ素晴らしい意見を言ったとしても、相談者の方が「はい、そうですか。わかりました。ありがとうございます」と、すんなり納得して満足できるケースなどは、かなり稀です。 相談サイトが、誰の意見が「正しいか」を競い合うような場所になって欲しくはありませんが、相談者も解答者も区別なく、ネットを見ているいろんな人が対等な立場で一緒に考えて話をしていける場所であるべきのような気がします。 |